『ブラウン通り三番目』サントラについて



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 ソフトハウスキャラ作品の数少ない関連商品である、サントラCD『ブラウン通り三番目 Love is the third as Brown』CANDYPOP、2003年8月20日発売[OMCP-28])について、紹介だか覚書だか分からないものを書き留めておきます。なにかのご参考になればと思います。




 まずはトラックデータから。比較用に『ブラウン通り三番目』ゲームディスク2枚目と併記しています。当時(『真昼』から『巣作り』まで)のキャラ社作品はCD-ROM2枚組仕様でした。1枚目がインストールディスクで、2枚目がゲーム起動用ディスク兼CD-DAデータという構成です。CD-DAなので、(トラックナンバー1以外は)通常のCDプレイヤーで聴くことができます。

 下記の「時間」欄は、それぞれCDプレイヤーでのトラック残時間表示に拠ったもので、実時間を正確に反映したものとは限りません。「作曲者」欄(各敬称略)は、サントラのジャケットにおける記載を元にしています。

トラックゲームディスク2時間サントラ時間作曲者
01※データxxx「ブラウン通りで待ってます」0:03:33畑 亜貴
02春酒・特0:01:47春酒0:03:48荒川憲一
03春酒・盛0:01:47夏酒0:03:35荒川憲一
04春酒・並0:01:47秋酒0:03:49梶原正裕
05夏酒・特0:01:41冬酒0:03:34梶原正裕
06夏酒・盛0:01:41清酒0:02:11荒川憲一
07夏酒・並0:01:41好酒0:03:48梶原正裕
08秋酒・特0:01:45楽酒0:02:06荒川憲一
09秋酒・盛0:01:45緊酒0:03:27梶原正裕
10秋酒・並0:01:45街酒0:02:12荒川憲一
11冬酒・特0:01:37闇酒0:03:37梶原正裕
12冬酒・盛0:01:37祭酒0:02:04荒川憲一
13冬酒・並0:01:37婚酒0:04:02梶原正裕
14清酒0:01:51恋酒0:02:37荒川憲一
15好酒0:01:50想酒0:03:52梶原正裕
16楽酒0:01:41愛酒0:02:03荒川憲一
17緊酒0:01:43夢酒0:04:01梶原正裕
18街酒0:01:51襲酒0:01:58荒川憲一
19闇酒0:01:43和酒0:03:09梶原正裕
20祭酒0:01:46「あこがれの風」0:03:22畑 亜貴
21婚酒0:02:00「ブラウン通りで待ってます」
カラオケ
0:03:32畑 亜貴
22恋酒0:02:14「あこがれの風」
カラオケ
0:03:23畑 亜貴
23想酒0:01:55
24愛酒0:01:51
25夢酒0:01:57
26襲酒0:01:50
27和酒0:01:29
28「ブラウン通りで待ってます」
(ロング)
0:03:32
29「ブラウン通りで待ってます」
(ショート)
0:01:36
30「ブラウン通りで待ってます」
(ロング)カラオケ
0:03:31
31「ブラウン通りで待ってます」
(ショート)カラオケ
0:01:34
totalゲームディスク20:56:23サントラ1:09:43


 さて、サントラ「ブラウン通り三番目 Love is the third as Brown」。内容については、オビに

大好評のふんわり主題歌「ブラウン通りで待ってます」フルバージョンをリマスター、ヒロイン・リズィの歌うイメージソング「あこがれの風」を新録音!さらにアレンジ盤を含むBGMを全収録しました。

とあるのが的確に要約しています。

 ジャケットは佐々木氏の描きおろし。リズィのトライアングル演奏は原作どおりですが、ここではマーチェリッカちゃんがピアノも弾けるのに驚きましょう。ライナーノートは全6ページで、2ページ目には「ブラウン通りで待ってます」「あこがれの風」の歌詞。3ページ目には畑、荒川、梶原、内藤各氏のコメントが載っています。4ページ目はスタッフクレジットなど。このページのリズィ立ち絵は、ゲーム本編ではお目に掛かる機会が無かったような……。5ページ目は各トラックのタイトル。ケースから出さないと見えないのと、タイミングが書かれていないのは、少々残念です。6ページ目(裏表紙)などの各所にゲーム本編のCGがいくつか載っていますが、当然ながらすべて既存のものです。ちなみに、ゲームは18禁でしたがこのCD自体は18禁ではないので、そういうCGは載っている筈がない、と思うのですが。ですが……まぁいいか。ちなみにジャケットおよび上記立ち絵の画像は、「CANDYPOP LABEL」サイト内の商品紹介ページ(→該当ページへのリンク)でも見ることができます。

 ディスク面は、ゲーム版のパッケージ画像を流用したもの。微妙に色調が異なるので、これはこれで新鮮だったりしましたが、まぁさほど重要な事柄ではありません。ディスクはいわゆるエンハンスCD仕様で、サウンドデータの他にオリジナルのスクリーンセーバーとジャケット画像のJPEGデータ(600x600と800x800の2枚)が入っています。スクリーンセーバーは、リズィの立ち絵とチップアニメが適宜組み合わさっていろいろ表示されるものです。チップアニメは基本的にゲーム本編のデータからの流用のようで、宿屋台風も高速ウェイトレスもセラ姉さんソングも、果ては娼館ゴルゴも出てきます。新規データは無し……かと思いきや、ゲーム本編から手を加えられているものもあります。リズィのカクテルミサイルはちょっと変更(強化!)されていますし、「亜異羅武 痔耶津句」(!)は本編には無かった筈です。とりわけ後者には一見の価値があります。

 肝心の音楽の方はというと、BGMの曲そのものはゲームで使用されたものと基本的に同一と思われますが、リピートを多めに取ってあったり、少し手を加えられていたりします。例えばサントラ版の「秋酒」(0:03:49)はゲーム版の「秋酒・盛」(0:01:45)と「秋酒・特」(0:01:45)を繋いでありますし、「好酒」は間奏をちょっと追加してあります。各曲の終わりも、ゲームディスク2ではBGMループのためにブツ切りでしたが、サントラではきっちり終止させたりフェードしたりして、サントラとして自然に聴けるようにうまく処理してあります。全体に、荒川氏作曲の方はおおむねゲーム版のままですが、梶原氏の方が上記のような加工を施しておられるようです。ちなみにこのCANDYPOPのお二人は、周知のとおり、『LJ』『巣作り』でもBGMを作曲しておられます。

 畑 亜貴氏作曲の2曲は、「ブラウン通りで待ってます」と新曲「あこがれの風」。「ブラウン通りで待ってます」の方は、前掲のオビにいうとおり「フルバージョンをリマスター」されているとのことで、録り直しではなく基本的にはゲーム版と同じテイクでしょう。ゲーム版との音質の違いははっきり判るわけではありません。新曲「あこがれの風」は、「うた:大波こなみ( as リズィ・コリント)」とあるのでリズィのキャラクターソングと見るべきものでしょうが、ただしリズィの声色ではなくむしろ大波氏の地声で唱っておられる感じです。大波氏は、『ブラウン通り』以外のキャラ社作品においても、声優としてはもちろん、『真昼』主題歌「in your side」および『南国』主題歌「ラムラムFISH」でも歌唱担当しておられます。またコーラスの咲良氏は、『LJ』ED曲「Destiny Love」、『巣作り』主題歌「青空ボレロ」、上記「ラムラムFISH」でも歌唱参加しておられる方です。畑氏とキャラ社との縁は、この『ブラウン通り』(作詞作曲歌唱)に始まり、以後「青空ボレロ」(作詞作曲歌唱)、「ラムラムFISH」(作詞作曲)、そして『DC』主題歌「DEATH RATE OF LOVE〜死の薔薇の為に」(作詞歌唱)で、各作品に彩りと潤いをもたらしておられます(――なお、畑氏のディスコグラフィ全般については、畑氏御本人のサイトAKI HATA†髑髏城を御覧下さい)。


 (2007年1月29日版)



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